34年前だと思った

1991年だったと思うんだよ。
渋谷の公園通りにあるカフェの2階で待ち合わせをしていたんだ。通りを見下ろせる窓際のカウンター席に座ってたんだけど、待ち人はなかなか来ない。ちょっとイライラしながら座ってるとふと後ろに視線を感じた。振り返るとめちゃくちゃ可愛い女性が立っていた。小柄だけれど、スタイルもすごく良い。花柄みたいな模様の身体にピタッとしたワンピース(?)。こちらを見て微笑んでいた。え、と思って周りを見回しても他の誰かを見てる感じはない。え、俺?と思い思わず微笑みかけて何か言わなきゃと思った時に、

「すみません、意外と時間かかっちゃって、、、」と言いながら俺の待ち人はチラッとその彼女の方に目をやり、「あれ、お知り合いですか?」と彼女に語りかけた。ちょぅとその時に「ようやく連絡取れたよ!先方がお待ちだそうだから、、、」と言いながら彼女に話しかける男が近づいてきた。

俺の待ち人は肩透かしを喰らった顔になって、俺の方に今度は尋ねてきた。「オヲノさんのお知り合い?」

いや、と首を横に振った時に彼女と男、2人の会話が聞こえてきた。

「大丈夫?ちゃんとメモ読んだ?」

「はい、マネージャー」

「じゃあ行こうか?」

「はい」

そして階下に2人で降りていった。

俺の待ち人は、

「めっちゃ可愛い人やったねー!オヲノさんの知り合いちゃうの?」

「いや、ちゃうよ。でもホント可愛かったなー」なんて言いながら、こちらも打ち合わせを始めた、、、。

それっきり忘れてたんだけれど、しばらく経ってからテレビで彼女を見た。

HFさんというタレントさんだったことをその時初めて知った。

テレビ映りが悪い、と思えるほど実際の彼女はめちゃくちゃ綺麗な顔で可愛かった。

ま、どうでも良い話なんだけれどふと思い出したので。IMG_3640.jpeg


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