ブレブレ
何か事件が起きるたびにSNS民が大騒ぎしてやれ、これは重大だとかいや騒ぎ過ぎだとか大変になる昨今。
そういう時に目立つのはここぞと言わんばかりに逆張りばかりする文化人もいて大騒ぎだ。ネット社会以前には遠くて高い世界の出来事だったのが、自分も参加できるようになって楽しいんだろうね。皆んな張り切ってる。熱気もすごい。
そういうことに冷めているような態度でいるとこれまた寄ってたかって問題意識が低いと断罪される。ちょっとしたことで大騒ぎして、まあどれだけ暇なんだよと揶揄されていた人たちも、そういう「騒ぎ」を仕事にする人も現れて、どこまで社会正義だけで言ってるのか、自己利益の為だけなのかもよく分からなくなってきている。
だいたいテレビですよね元凶は。
早くから「テレビオワコン説」を唱えている人もいたけれど結局、日本では未だに「テレビ最強」である。これは悲しいかなまだまだ当分続くんじゃないかと思う。
今回のオリンピック。メダルを取った!喜ばしい!
結局そうなのかい!?
あれだけ審判がどうとか開催国の環境がとかIOCの運営がとか言って、不運に泣いたアスリートのニュースを取り上げようが、「メダルに勝るモノなし」的なことばかり言ってるテレビ。ちょっとでもそこに戻ろうとすると「メダル獲得だ!そういう喜ばしいミュースに水を差すんじゃねえよ!」的な感じになる。
いまのテレビ報道は「負ければ難癖、勝てば官軍」と捉えられてもおかしくないんじゃないの?
テレビ界は不況→スポンサー獲得と維持も大変→スポンサーの意向が何より大事→スポンサーの思惑に阿るしかない→正当性よりスポンサー→世論無視→世論がスポンサーに抗議(不買運動とか)→スポンサー、テレビ局に世論の意向を大事にしろと申し渡す→テレビ局、スポンサー(世論を大事にする)の言う通りにする→結局、指針とかモラルとか何もかもがブレにブレる
という馬鹿馬鹿しいループを繰り返している。
こんなテレビ誰が見るか!と良識ある人たちが口を揃えて言っても、「テレビ最強」の日本ではテレビの権威が落ちない限り(落とさない限り)変わらないんだろうな、、、とここまで書いて絶望的な気分になってきた、、、。
どうにかならんものかね!ええ!?

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