映画「ターミネーター」。
当初、アーノルド・シュワルツェネッガー氏にオファーがあったのはターミネーター役ではなく対峙する側、未来から来たカイル・リースという青年役だったと言う。イイモノ役ですね。
それをシュワちゃんが自らターミネーター役にしてくれと言ったという話しです。結果を見れば、まあまさにハマり役だったわけですよね。
イイモノ役のベビーフェイス、悪者役のヒール共々其々に難しいところはあるんでしょうが、USA、ハリウッドの規模ではヒール役は相当な覚悟がいるみたいです。
道を歩いてるだけで石投げられたりは日常茶飯事で、脅迫まがいのことをされたり、人の良いお婆ちゃんなんかはコンコンと説教したりするそうです。曰く「人としてやってはいけないことがあるんだよ」とか、、、笑。
これは役柄だからと言ってもピンとこなくて、役は分かってるけど実際もそんな感じなんでしょ!?みたいに言ってくるんだって。
ヒール役を演じる俳優には実際は良い人が多い、というのもよく言われたりしますね。
ベビーフェイスはベビーフェイスで、あまりそればかり続けているとマンネリ呼ばわりされたり、ええカッコしいに思われたり嫌なこともあるみたいです。仕事だからやってるのにねえ。
演劇だけでなく、色々なところでこの善悪のハッキリした役柄をつくるということが行なわれています。ポピュラー音楽もそう。
バンドなんかは特にね。これはマスコミも乗っかってやることが多いけれど、例えばビートルズの場合は、ヤンチャなジョンとシニカルなジョージがいわばヒール。ハッピーなポールとユーモアのリンゴはベビーフェイスみたいな感じ。
こういう対比のさせ方って、見てる方からするとなんか両方に愛着が湧いてくるんですよね。
映画、ターミネーターもそう。2になって前回のヒールがそうじゃないと分かると途端にかっこよく見えてきちゃう。
さてそういうわけで、、、。
今まで俺はベビーフェイスでもなかったと思いますが、今後はヒールになっていこうかなと思っています。
参考にしたいのはT君とK君だな。まあこの二人は自分がヒールだとは考えてないとは思うけれど笑、ちょっと近々話を聞きに行こうと思う。
「ヒール役の心得としてはさあ」なんて言ったら、「え、何言ってんのオヲノさん?!」って言われそうだけどさ。
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