年齢

The Beatles時代、あの傑作アルバム"Sgt. Peppers Lonely Hearts Club Band"収録曲にポール・マッカートニーが作った「When I'm Sixty Four」という曲があります。この時、ポールは24歳。

若いうちは誰でもそうですが自分が歳とった時のことなんかまともに考えちゃあいない。64歳になったら自分がどうなるなんて、ギャグに等しかったのではないかと思います。

当時(昭和30〜40年代)は還暦過ぎればもう立派なジジイという時代でした。60歳になれば仕事もリタイアして日がな一日縁側でのんびり寛ぐおじいさん、、、そんな感じで括られていました。

では当のポール・マッカートニー氏が64歳の時(2006年)はどうだったか。


いやあすごい。流石に歌声はそれなりに加齢感が滲んではいますが、全曲オリジナル・キーで歌っている。一回のライブで30曲近くも演奏してる!とてもじゃないけれど「おじいさん」とは呼べない。

昔、ダウンタウンのコントで二人が50歳になったらどんなや?というのがありましたが、二人ともかなりのじいさん姿で登場していたなあ。その二人ももう還暦越え。かたやマッチョ、かたやお洒落おじさんでこちらもとてもジジイとは言えないですよね。

時代が時代で、もう昔で言う「楽隠居」なんか幾つになっても出来そうもないし、まだまだ頑張んなきゃいけないアラサーな俺ですが、そのアラサーと呼ばれる時期の終わりも近づいている、、、。

落ち込む日も日増しに増えてきていますが、そんな時にはポール・マッカートニーの2006年ライブを観て勇気を貰うことにしましょう。


今日は努めて年齢なりの文章にしてみました。如何でしたでしょうか。

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