、、、ごめんねちょっとだけ寂しい話しになってしまう。
ぶっちゃけ早い話しその時から今に至るまでに様々なことが大きく変わってしまった。いや狂ってしまった。これはもちろん俺だけではないはずだ。
2020年は還暦になった年なんだ。それだけで気持ちが凹んでいるところにアレだもんな。参ったよ。
俺のなかであれからなにが大きく変わったというと、まず選択ミスが増えた。というか決断を間違えることが多くなったというか。
そして重要性の高低の見極めが全然ダメになった。
ここまで人に対しても物事に関してももっと大事にすべきこと、ひとを大事にできなかった。
そのうえ、どうでもいい些末なことにこだわるようになってしまった。
まあこれは加齢のせいが大きいのだろう。歳取るとたいていこうなる。それにかてて加えてコロナってことであったのだろう。
先日、田原総一朗氏が"事実上"「朝まで生テレビ」を降板との発表があった(BSに移り19:00〜21:00の2時間番組になるとのこと)。
颯爽と体制側にモノ申していたあの頃から考えると、現在の衰え、頑迷ぶりは正直見聞きするに耐えなかった。むべなるかなと思いつつ、我が身に照らし合わせれば震える思いも湧き上がってくる。お前はどうなんだ、と。
そこで自らをいちミュージシャンとしてなるべく客観的に検証してみることにした。
歌。
63歳(もうすぐ64)にしては声は年寄りっぽくは無い。流石に高音低音の声域幅は狭くはなっているけれど、声量もそれほど衰えてはいない、、、と思う。
ギター。
そこそこのクオリティは保っている。もともとそんなに速弾きできるわけじゃなかったから指使いなんかはさほど変わってはいない。曲のコード進行などの記憶もそんなに飛んではいないし。
クリエイティビティ。
幸いにもFloaToneClubのメンバーはほとんど俺より若いし、総体的に皆さん「現役ミュージシャン」なのでとてもいい刺激を受け続けられている。皆さん納得いかない時にはその旨はっきりと意思表示してくれるので、自分の創造性保持の為には本当に大いに有り難い状況です。
、、、検証終わり。そんなに悪くはねえな笑。ちょっとホッとした。
皆さんにもご判断仰ぎたいのでちょっと見聞きしてもらえますか?最近のインスタにあげた映像なんだけれどみられるかな?
なぜか鏡像になってしまっている、、、。今でも左利きは続けてますからご安心を。
で、ご同輩もしくは諸先輩諸兄にお聞きしたいのだが、今の俺は「63歳にしては、、、」を売りにすべきなんですかね。ほら、本格的に衰える前にさ「ローソクの最後の灯火」的な感じでね。
衰えていることは悔しいし決して積極的に認めたかぁないよ。だけど流石にもうミュージシャンとしての俺は「終わりの始まり」そして「始まりの終わり」の時期だ。
でも寂しがらないでください。例えば晩年のB.B.キングとかさ、ジョン・リー・フッカーみたいなカッコいい年寄り目指してっからさ、その為のウォーミング・アップだと思ってくれればいいんだ。
俺はまだ生きる。
そうだ、最近自信がない時に名前の表記を無意識に「大野洋」と書いていることがある。自分のなかではミュージシャンとしての俺は「オヲノヒロシ」なんだという認識のあらわれなのかな、と思ったりする。
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上はちゃんと「ヤマザキビスケット」ってなってるのに。
「BISUKETTO」を「BISUKKETO」って打ってしまったのだろうから、これを作成した人はローマ字入力だってことだな、うん。
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