世の中わからない節

今更ながら何が何だか分からなくなってきたな世の中が。

ここまでなかなかに濃密な人生を過ごしてきたと自負していますがそれでもまだまだ薄っぺらい自分がここにいる。時としてそんな自分から逃げ出したいと思う時が未だにしばしばある。

御し切れないというか、処し切れないというかね。つくづく自分はバカなんだなあと思うよ。

昨日の投稿なんかもそうだ。アレを言ってどうなるというのだ。理屈で言ってるんじゃない!という気概があったのならパッションというか抑え切れない感情の奔流のようなものがもっと見えていいはずだ。

最近は自分の書いた文章を読み返すと全て後悔するようなレベルのものしか書けていない。なんじゃお前は!である。

最近、立て続けに2本の映画を観た。「キュア」(黒沢清監督)と「リング」(中田秀夫監督)である。

この2本は自分とリズムというか波長が合う。いつ何処で何処から見始めてもすんなりと乗れる。気持ちが入れる。そして不思議と心に何かが変に残る事もない。鑑賞後もさっぱり、さっぱりはおかしいかな、気持ちが歪むことが全くない。

教条的ではなく、仰々しい教訓が含まれているような映画ではない。淡々とストーリーが語られていく。しかし諸所に引っ掛かる部分があり、それが後々コクになっていく。

自分の意思決定に関わるようなものはないので、客観的な位置に置ける。ホラー、というジャンルに入るのだろうけれど、それもなんだかいい。

そういう位置にあるのは、音楽でいうとドアーズとかビーチボーイズの「ペット・サウンズ」とか。

そういうのばっかり見聞きしている。

こういう時期の時間の過ごし方っていつか何かの役に立つのだろう。

今はそう思っている。


漫才コンビ、B&Bの怪作。なんだかわからない曲笑。そんなに笑えないし。あの当時は爆笑だったのかな。そんな記憶はねえけどさ笑笑。
なんだか心に残るという点では「リング」くらい残る曲。だっていまでも覚えていたものね。

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