なるほど。なるほどなるほどなるほどね
芸能人がよく街で見かけられたりした時に一般の人が「気さくだった」とか「偉ぶらなくて素敵だった」とかよくいうじゃないですか。
あれはね、いかに芸能人というのが自意識の強い人ばっかりかというのと、芸能界というのは本当に気の抜けないところだということから由来しているんですよ。
一流と呼ばれる芸能人同士が何処で会うかというと、もうこれはテレビ局です。テレビ局というところは兎にも角にも時間、時間、時間。時間に縛られているところです。タレント達も分刻みで動いている。いや動かされている。
そんななかで先輩や恩ある人たちに対する挨拶、義理立て、同輩との付き合い、、、これも付き合いが悪いとすぐに言いふらされるから気が抜けない、、、後輩への気遣いなど、出来る限りのことをテレビ局にいるうちにしなけりゃならない。特にバラエティなどを主戦場にしているタレントなんかはそう。
俳優さんなんかでそういうのを一切絶っているなんていう人もいなくはないけれどそういうのはごく一部。
テレビという世界は時間というご主人様に傅く奴隷たちのいるところって言っていいような場所。そうした日々を過ごすうちにタレントは皆んな打算的なだけの、阿り、媚び、諂いに満ちたコミュニケーションが普通だと思うようになっていってしまうんじゃないのかな。
そんなところにずっといると普通のことが恋しくなるんだそうで。プライベートで街にいる時、ロケで地方に行く時、そぞろ歩きのさんぽ番組に出る時などはごくごく一般の人たちと触れ合うわけじゃ…