俺というミュージシャン

普段の会話のなかでアマチュアで音楽活動をされているかたのことをミュージシャンと呼称するとたいてい「いやあそんな」みたいなことを言われます。 音楽以外でお付き合いのないかたに関しては「じゃあ何と呼べばいいの?」と思うこともしばしばです。俺はミュージシャンって単に音楽をやってるひとという意味でしか使ってないですよ。 音楽が関わらない人間関係にはほとんど興味がなくて、10年以上付き合いのあるかたでもそのかたの職業やご家族など何にも知らない、なんてことはザラにあるんです。本名を知らないなんてこともけっこうあります。 オヲノさんは何者ですか?と問われればもうミュージシャンですとしか言いようがない。たまに日本語で音楽家です、とも言うけど笑、他の何者でもないからね。 プロとかアマの定義の前の問題だからね、ミュージシャンと呼ぶかどうかということは。 これに「プロ」とか「選手」とか付くとちょっとややこしくなる。スポーツだと「選手」が付くとほぼプロ、もしくはプロに準ずるひと認定のようです。 まあ普通、プロ・ミュージシャンは自分のことをわざわざ「プロ」ミュージシャンです、とは言わないからね。ミュージシャンですって言うだろうから、そういう感じで捉われたら恥ずかしいという感覚で、「いやあミュージシャンなんてそんな」っていうのだろうかね。 俺に関しては「お前なんか有名じゃないしテレビにも出てねえし」なんて言われることもあろうから単に「ミュージシャンです」と言うようにしています。 …

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背負い切れるのは100人までだ

俺の場合、SNSのフォロワーはほぼ全て100人前後である。何だか気持ち良い感じなんですね。 普段100人相手に喋ることなんて滅多にないし、今までもオーディエンス100人以上のライブなんて数えるほどしかやったことない。 100人、多いよね。気合い入る人数だ。 でもこの現世では、インフルエンサーがどうとかインプレッションがとかユニーク数とかの世界のなかでは、ごく普通に万人単位で語られているわけで、フォロワー100人!へえ、それで何か語るわけですか?!ビックリするなあ、みたいに揶揄されるくらいの数なわけです。 昔、私は友だち100人作るのが目標なんだって言ってる人がいたんだけど、その人に友だちってどこから友だちなの?って聞いたら、それは私が友だちだよね?って聞いてうん!と言うてくれたら友だち!って言っていて、なんだか腑に落ちない感じがしたんたけれども。 Youtubeでも登録者数が1000人いきました、10000人いきました!なんてアナウンスしてるのを見聞きすると、すげえなとは思います。思いますが、俺にはなんか全然リアリティがない。 そりゃ面白い動画があればとりあえずチャンネル登録しておこうかなとは俺も思います。でも何て言うのかな、それ以上でも以下でもない、というか、だからファンですとも思わないし、以降ずっとこのチャンネルの動画を見落とさずに見続けよう!とも思わない。 登録を解除するのも面倒だし、ほとんど見なくなったチャンネルでもそのままほったらかしにしてしまう。 …

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