人生師匠

右を向いても左を見ても 馬鹿と阿呆の絡み合い 何処に男の夢がある 、、、と嘆いたのはかの勇肌、鶴田浩二先生でございます(1971年「傷だらけの人生」より)。 オリンピックなんか権威もへったくれもない、誤審やらジェンダー問題やら毎日のように「はい今日もオリンピック、クソつまらない話題を提供してくれてます」というべきところを、テレビ局は毎回毎回ニヤニヤ笑いのアナウンサーがさも楽しい大会ランラランと言わんばかりにニュースを伝えております。まあ彼らも仕事だからね、あまり言っちゃあ可哀想だが、もはや滑稽なところまで来ている「オリンピック狂想曲」ではある。 何大会も前から行き過ぎたホームタウン・デシジョン、ランダム過ぎるジャッジ、IOCの見え見えの御都合商業主義は聞き飽きるほど非難され、是正すべきとの声も大きくなっているのに、マスコミはつまるところ知らん顔、喉元過ぎれば熱さ忘れるで4年経てばケロリ顔でニコニコ笑顔で全肯定的なヨイショ放送垂れ流しである。 テレビなんかもう見ねえ!という若者が増えている、とネット界隈はやたらに騒ぎ立てるが、さて本当にそうなのかね。どうせ今年も家に帰ってはこぞって24時間テレビにチャンネルを合わせるんじゃないのか。今年なんか最高視聴率更新!とか言い出すんじゃないのかとさえ思えてくる。 あああ、何も変わらないのかな結局。だったら自分の身の回りだけでも自分の望む世界に近づけたいなあ。 現状の何もかもに不満でも諦めてはおらず、何か論理的に明快で生…

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年齢

The Beatles時代、あの傑作アルバム"Sgt. Peppers Lonely Hearts Club Band"収録曲にポール・マッカートニーが作った「When I'm Sixty Four」という曲があります。この時、ポールは24歳。 若いうちは誰でもそうですが自分が歳とった時のことなんかまともに考えちゃあいない。64歳になったら自分がどうなるなんて、ギャグに等しかったのではないかと思います。 当時(昭和30〜40年代)は還暦過ぎればもう立派なジジイという時代でした。60歳になれば仕事もリタイアして日がな一日縁側でのんびり寛ぐおじいさん、、、そんな感じで括られていました。 では当のポール・マッカートニー氏が64歳の時(2006年)はどうだったか。 いやあすごい。流石に歌声はそれなりに加齢感が滲んではいますが、全曲オリジナル・キーで歌っている。一回のライブで30曲近くも演奏してる!とてもじゃないけれど「おじいさん」とは呼べない。 昔、ダウンタウンのコントで二人が50歳になったらどんなや?というのがありましたが、二人ともかなりのじいさん姿で登場していたなあ。その二人ももう還暦越え。かたやマッチョ、かたやお洒落おじさんでこちらもとてもジジイとは言えないですよね。 時代が時代で、もう昔で言う「楽隠居」なんか幾つになっても出来そうもないし、まだまだ頑張んなきゃいけないアラサーな俺ですが、そのアラサーと呼ばれる時期の終わりも近づいている、、、。 落ち込む…

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