おもしろいかつまらないか
「おもしろい」はfunnyではなくinterestingのほう。笑える、ではなく興味深い。「ガリレオ」の湯川先生言うところの「実におもしろい…!」ですね。
俺はかなりざっくりした価値基準を基本的に持っていて、それはおもしろいのは良い、つまらないのは悪いという線引きなんだ。これはクオリティとは全く比例しないんです。
例えば、キンクスというバンド。歴史的意義や革新的アイデアを用いた曲づくり、メンバーの技倆などを考えるとすごいバンド、ハイクオリティなバンドなことは間違いない。けれど俺にはおもしろいとは思えない。クオリティは高い、それは認めます、でもつまらない…これ結構あるんだよ。
特にひとの場合なんか。
すごい良い人、卓越した才能や技術を持っている人、付き合いかたも洒脱でかっこいい人…でも…ごめんなさい!おもしろくない…!
困るんだ。非常に困るんだけれどたまーにおられるわけよそういうひと。
…まあ、俺自身もそうなのかもしれないけどね。
で、いまだにそういうひとと付き合うと緊張する。粗相のないように、失礼のないように。疲れます。でもねえ、自分ではどうにもならないことって世の中あるじゃないですか。それなんですよこれは。