参った狸は眼で分かる

表題。諺ではないらしい。狸は捕まっちゃったら諦めが早い、みたいなことを詠んだ川柳から来た言葉だという。故愛川欽也氏がレコードかなんかでこの文言を取り上げたのが発端らしい。 それが俺が中学生くらいの時だったのかな、大人が慣用句のように使っていた。意味はちんぷんかんぷんだったけどよく耳にした。 二、三日前から俺もそんな狸状態になっている。鏡で己の顔を覗き見ても全く精気が無い。目の下に黒々と隈ができてしまっている。 なんなんだ。 体調がおかしい、調子を崩したかなと思ったのが先月の10日前後だからもう二週間になろうとしている。いや、その間何度かいや何度ももう大丈夫だなと思った時があったんだよ。 その度にうそうそと動いちゃったのがいけなかったのかな…翌日になるとまた寝込むくらい調子が悪くなるというのをアホのように数度繰り返してしまった。こういうのを自業自得というんだろうね…。 とりあえず原因がはっきりしない。コロナ、インフルエンザの可能性は限りなく低いと考えていた(二度の抗原検査で陰性だったから)のだが、今にしてみればどちらかだったのか、という疑いも出てくる。検査の精度も聞く話によるとそう高くもないっぽいし。 発熱は最高に上がった時で38.2℃ほど。それもいちにちも続かなかった。半日で下がった。下がったといっても37.5℃前後の発熱はしつこく続いた。ある朝計ってみると平熱で、午後から怠くなってきて計ると上がってる。そんな状態が続いた。 食欲は全くない。しかし空…

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