おもしろいかつまらないか

「おもしろい」はfunnyではなくinterestingのほう。笑える、ではなく興味深い。「ガリレオ」の湯川先生言うところの「実におもしろい…!」ですね。 俺はかなりざっくりした価値基準を基本的に持っていて、それはおもしろいのは良い、つまらないのは悪いという線引きなんだ。これはクオリティとは全く比例しないんです。 例えば、キンクスというバンド。歴史的意義や革新的アイデアを用いた曲づくり、メンバーの技倆などを考えるとすごいバンド、ハイクオリティなバンドなことは間違いない。けれど俺にはおもしろいとは思えない。クオリティは高い、それは認めます、でもつまらない…これ結構あるんだよ。 特にひとの場合なんか。 すごい良い人、卓越した才能や技術を持っている人、付き合いかたも洒脱でかっこいい人…でも…ごめんなさい!おもしろくない…! 困るんだ。非常に困るんだけれどたまーにおられるわけよそういうひと。 …まあ、俺自身もそうなのかもしれないけどね。 で、いまだにそういうひとと付き合うと緊張する。粗相のないように、失礼のないように。疲れます。でもねえ、自分ではどうにもならないことって世の中あるじゃないですか。それなんですよこれは。

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"FloaToneClub"近景

FloaToneClubは音楽家のための音楽制作グループです。 音楽制作とは、以下の6つ(+1)を指します。 1)作詞、作曲、編曲 2)楽曲製作(誰もが聴ける完成形音源データ製作) 3)音楽CD製作 4)音楽コンサートやライブの企画・開催 5)MV(ミュージック・ヴィデオ)製作 6)音楽系配信番組製作 * カラオケCDサービス (カラオケ愛好家専用) これらの全てをプロ・ミュージシャン、オヲノヒロシが徹底サポートします。 "FloaToneClub"の活動理念でいちばん大事なことは「プロ指向ではない」ということです。あくまでアマチュアイズムに則って活動します。しかしその活動内容は全て何かを制限するようなことは決してありません。謂わば「プロ志向」ではあります(プロを目指す方はミュージシャン・オヲノヒロシにぜひご相談ください)。 *指向=ある特定の方向を指定すること *志向=意識をある方向へ向けること まあオヲノさんは話が長いとかややこしいとかよく言われますが、対面でお話をした後は大抵の方はこちらの言うことにすごく納得してくれます。とにかく「一度会ってから」が俺のモットーです。 昨年の轍を踏まえて、メンバーになれ是非なれ、みたいな言い方は改めようと思います。反感を買ったりはしなかったのですが全くのノー・リアクションに終わったからです。嫌われたかな。まあ毎年メンバーは必ず数人増えてはいます。FloaToneClubメンバーは音楽制作活動期間以外は会…

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例えばオムライス

例えばオムライス。ライスはチキン、玉ねぎ入りのケチャップライス。オム部分は結構しっかりめに焼いた薄焼き玉子。それでライス全体を包み込んである。上にかけるケチャップはちょっと濃度の薄いモロモロッとしたタイプのやつをたっぷりめにかける。こういうやつを俺なんかは「普通のオムライス」という。 ひとにはそれぞれ固定観念、既成概念というものを持っていてそれは文字どおり変えようのないものだったりする。たまにそれが相互理解の妨げになることもある。 俺の友人で「ごく普通のロックバンド」と頻繁に口にするやつがいるんだが、毎回言われるたびに悩む。普通の…ロックバンド…ってどんなだ? 多分彼が言わんとしているところは、ヴォーカル(楽器は弾かない)、エレキギター、エレキベース、キーボード、ドラムス編成でギターは歪ませる…みたいなところだと思うんだけれどね。普通…って定義は実に難しいよなあ。 前に陸上長距離の選手(高校生)にいちにち何キロぐらいロードワークみたいのするの?って聞いたら、「あ、もう3年生なんで普通に30kmくらいです」と聞いて絶句したことがある。30kmは普通じゃない、少なくとも俺にとっては…! 普通って難しい。 普通電車…ってどんなでんしゃなんだっけ?

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