せんたっきとすいぞっかん

洗濯機。 水族館。 けっこう前にテレビ番組でダウンタウンの松ちゃんが浜ちゃんに言っていたのだが、お前は「せんたくき」を「せんたっき」、「すいぞくかん」を「すいぞっかん」という、それがすごく嫌なんや!と。 笑った。 日本語は難しい。漢字はたくさんの読み方があるし、同音異義語など勘違いをしやすい要素が多い。 中学校の時に何気なく「雰囲気、悪りぃなあ」と言ったら仲の良かったイイヅカが「ひろちゃんなにそれ!」とゲラゲラ笑い出した。きょとんとしていると、「それを言うなら、ふいんき!フ・イ・ン・キ、でしょ!」という。冗談かと思って否定したらやけにそう言い張る。しまいにはどうでもよくなって笑ってお仕舞いにしちゃったけどさ。 で、最近人に聞いたんだ。テキスト打ちで「ふいんき」と打っても「雰囲気」って出ますよって。やってみたら出た。ウソ〜んって感じ。だってどうみたって「囲気」は「イキ」としか読めないでしょう。これで「んき」とは読まないよな。なんか腑に落ちない、いまだに。 大学時代に「お前は本当にそういう関係にゾウシが深いなあ」とやたら言う友人がいた。毎度なんとなく流し聞きしてたんだけれど、ある日共通の友人とありゃなんなんだろうね、という話になった。 出た結論は「造詣が深い」の「詣」を「脂」か「旨」と間違えてんじゃねえのか、ということになって訊ねたらはたしてそうであった。大層恥ずかしがって、「オメーラわかってたんならもっと早く言えよ」と怒られた。かなり頭の良い、スマートなや…

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皆さん聞いてください

晴れた空。それだけで清々しいと言い切りたいところだが、どうもなんだかいろんな意味合いが付加してきてしまってそうもいかない。 でも花粉が。でも気温が。でも水不足が。でも潤いが。 見た目だけよければいいんだ、というわけにはいかないのがこの世の常ではある。 しかし。 体裁を取り繕う、という言葉がありますね。これは決して悪いことではないと思う。 矜恃というか、人間プライドを捨てたらお終いだ。人と会う時は最低限きちゃない格好ではダメだ。 せめて青空のように常に晴れやかな見た目(派手ということではないよ)くっきりすっきりを目指そう。 清潔、というのも大事だ。 青空には清潔感はすごくあるもんね。 なんか今日はうまくものが言えない。言えてない。歯痒い。ごめんなさい。 言葉の代わりにこの曲をおくります。

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母さんが蛇目でお迎え嬉しいな

今日はずいぶんと雨が降る。最近空気がカラッカラに乾いていた感じだったのでなんだかとてもよい潤いに感じる…まだちょっと寒いけどね。 昨年の9月4日の投稿「雨の歌」 に、俺は好きな雨の歌5曲を挙げていた。あえて外したのがザ・ビートルズの"Rain"。ビートルズが大好きだという自覚があり過ぎて、こういう時(好きな曲を選ぶとか)にビートルズをあげるのに戸惑ってしまうんだ。自然に多くなっちゃうので控えてしまう癖が身についている。 ザ・ビートルズの"Rain"は1966年"Paperback Writer"とのカップリングでシングル盤としてリリースされた("Paperback Writer"がA面)。 主にジョン・レノンの手による曲で("Paperback Writer"は主にポール・マッカートニー)、結構いろんなアイデアが詰め込まれたシングルではあった。 この2曲、使われているコードがほぼG、Cだけという共通項がある。これは邪推かもしれないけれど、ジョンとポールのあいだでコンセンサスがあったようにも考えられる。 『今度のシングル、GとCしか使わないで競作してみない?』 『それ、おもしろそうだね!』 みたいな。あのふたりならそんなこともやっちゃいそうだ。 "Rain"の最後にはテープを逆回転させたヴォーカルが入っている。冒頭部分の"If The rain comes, they run and hide their heads…"のところ。なんだか呪文…

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